常々、優しさというものは大きく分けて二つあるんじゃないかな? って思う「ねここね」でありんす。
人に対して、優しいという概念を考える時に僕がイメージをするのは「おーい竜馬」という漫画作品なんですね。
「あずみ」で有名な小山ゆう先生が作画
「このバカチンが!」で有名な武田鉄矢先生が原作(司馬遼太郎にモロ影響受けてる感じではあるが 原作は 武田鉄也だよ!)
そして二人で組んだ作品が「おーい 竜馬」
超大物二人の超合作漫画 「おーい 竜馬」をご存知の方も多いと思われます。
この漫画作品は坂本竜馬の人生をコミカルに描きつつも、時に厳しい差別描写や歴史的な背景を交えつつ綴られる偉大なスペクタル漫画なんですね。
思春期に全巻読もうものなら、更にアニメを全話視聴したら高確率で思想が竜馬になりかねないくらいにすごい魅力的な作品だと言えるでしょう。
興味がある人は読んで見てみよう!
面白さは本気で保証する!
さて、
作品が偉大なのはさておいて、今日は優しいという概念の話です。
この「おーい 竜馬」という作品の中で竜馬の母が竜馬に優しいという概念を説明するシーンがあるんですね。
確かこんな感じ!
「優しいということは、人間として優れていることなのよ!!」
人に優しくすることが出来るということは、自身が優秀である証拠という感じでしょう。
その成否はどうあれ、優しいということが実践できる人は、それなりに優れた人物だとは思います。
ただ、僕は優しいだけでは駄目であると思う。
だからこそ、二つの優しさを人は持つべきなのだ!
一つ目は 厳しい優しさ。
これは相手に対して、厳しい意見や提案をして成長を促すというものですが、相手の受け取り方次第では、単純に困難を与えてくる嫌な奴と思われたりして、双方の関係が悪くなったりすることもあるのですが、そういった類の優しさです。しかし、のり越えることが出来れば大いにその人の力は増すことが多いようです。
『獅子は我が子を千尋の谷底へ突き落とす』 これは強い子に育って欲しいという成長を促進させる優しさの代表例としてよくあげられます。
二つ目は 甘い優しさ。
これは相手に対し、物事を先送りにして、言わないでおいてあげる的な、いわゆる甘い優しさです。今後、相手が同じ局面にたったときに、苦労するかもしれないけれど、それでもいいやという、聞こえの悪い優しさです。甘い優しさばかりに囲まれると堕落して何もできない人間が出来上がったりすることもしばしばです。それでも甘い優しさは相手を癒し、休息させる効能があります。
それなら厳しい優しさで相手に接してあげるほうがいいような気がします。でも、人間は、厳しい優しさばかりだと、疲れるし、辛いし、苦しいのです。成長することだけが目的な人間でない限りは耐えることは難しいでしょう、厳しくし過ぎて対象が切れて取り返しのつかない事態を引き起こすこともあり得るのでやはり厳しいばかりではいけない。
こう考えるとですね。
相手に、優しさを提供するということは、相手に「飴と鞭」を提供するということになるのでしょう。
甘い飴も、厳しい鞭も、根本は相手に対する優しさから出来ているのだけれども、それが人を駄目にしたり、良くしたりもする。
だけども、甘さ等いらぬ! 厳しさだけで十分だと言う人は、どこまでも強くなれるのかもしれない! とかも思ったりする。
とか思うと・・・・・・。
耐える = M体質
ということは!
「ドMということは、人として優れているということなのよ!」
ということすら思ってしまう。
竜馬ってドMだったんかなー。
「ぴぎゃあああああああああああ!!!!!」
おーい! 竜馬 全12巻完結セット (新装版) (ビッグコミックスペシャル)
- 作者: 武田鉄矢,小山ゆう
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/01
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