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ねここねの思考手記 サブカルミラクルの章

主にアニメ系 漫画系 らのべ系のサブカル系が中心です

【漫画】今日から俺は!!から学ぶ「勝敗がわかってりゃイジメなんだよ!」という概念

漫画 神漫画 思考 手記

 

今日から俺は!! (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)


 皆さんは今日から俺は!!」という漫画をご存知だろうか?

 昔、週間少年サンデーで連載されていた超人気漫画である。

 ヤンキー高校生の日常というか非日常、ギャグとか喧嘩とか恋とか友情とか、そんな感じのお話が中心の作品です。

 この漫画は凄く面白いし凄く大好きな作品なんだけども、この「今日から俺は!!」という漫画を思い出す時に僕はいつも同じ部分のとある台詞にひっかかる。

 そして、そのひっかかる台詞とはこの台詞だ!

「勝敗がわかってりゃイジメなんだよ!」

 この台詞がどういったシーンで使われたかを説明させてもらいますとですね。

 季節は夏。 

 一夏のバカンスに都会のチーマー軍団が軽井沢にやってきました。

 都会のチーマー軍団は絵に描いたような悪い奴等です。どれくらい悪い奴らかと言うと、その辺にいる田舎のヤンキーをボコボコにしてお金を巻き上げることが生き甲斐というくらいに外道な感じに悪い奴らです。

 そして、都会のチーマー軍団は、軽井沢に住むヤンキーよりも暴力が強い設定です。都会のチーマー軍団は軽井沢にいるヤンキーを捕まえてはボコボコにしてお金を巻き上げます。 

 そんな、都会のチーマー軍団にイジメられて虐待される軽井沢のヤンキーは、この漫画の主人公達に救いを求めます。 

 この漫画の千葉出身の主人公達は、この漫画の中では最強の部類です。当然ながら都会のチーマー軍団を撃破して行きます。

 しかし、都会のチーマー軍団ををあらかた撃破したところで、最後に残った都会のチーマー軍団のリーダー格の女が、降参する際にこの台詞は使われます。

 

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「勝敗がわかってりゃイジメなんだよ!!」

 自分達が弱い者イジメをしていて、そこに自分たちより強い者があらわれて勝てないから出た苦し紛れの台詞ではあるが、なかなか巧みな台詞です。

 いや、卑怯な台詞と言ったところだろうか?

 暴力を使って非道を繰り返していれば、いずれ自分達より強い暴力に破れることになる。そして、その暴力によって自分達は破れたのだから、暴力を使う人間は所詮自分たちと同じであるという論理である。

 まあ、確かにこの漫画の主人公達は巻き込まれた形であり、イジメられている者を助けるという大義名分はあるものの、それでもこの台詞を言われたらたまらない。

 日常的にイジメを繰り返してきたような都会のチーマー供は因果応報よろしくやられる運命だったと言えばそれまでだけど、こんなことを言われて暴力で解決しては、何かに負けたような気がするような、そうでもないような。

 とにかくひっかかるのが僕です。

 たとえどういう経緯があったとしても圧倒的にこちらが優位に状況を進めて、相手を追い詰める瞬間の最後の一刺しというのはやはり無情に感じてしまうのは僕だけだろうか?

 それだけのことをされるに値するような敵と呼ばれる存在であったとしても、敗れ去る寸前はなんだか尊く、許してしまいたくなるような感じがする。

 だから、最後に止めを刺さずに終わることにも綺麗に感じるような気がするんだろうなーと。

 それで、相手が改心してくれれば良いし、また暴れれば倒せば良い。それを繰り返して何度でも悪人にチャンスをやるのがフィクションの世界では面白い行為の一だろう。(ドラゴンボールとかそうですね)

 そして、これはフィクションであり、第三者の視点だから言えることである。

 もしも、自分がイジメを受けて、暴力で金品を巻き上げられて、それで黙っているなんてことは有り得ないだろうし、身内や友人、同僚にそういうことがおこったならば、許せるわけもない、相手に全力で責任をおとり願うし、手段を選んでる暇すらないかもしれない。

 当事者であり、被害者になると意見が変わるのは当然であり、そして、その権利はあると思う。

 だけども、第三者がこの、都会のチーマー共を貶す権利はあるのだろうか?


 現実に少し落とし込んで考えて見よう!

 
 例えば、

 犯罪者というか、容疑者というか、被告というか、まあ、この国は容疑者も被告も世間的には同じ扱いだから、どう言おうか迷うが、犯罪者でいいや。

 刑事事件になるような、犯罪を犯した人がいたとする。

 具体的に言うと、

 車でひき逃げとかして人沢山轢き殺しました! 

 その犯人が逮捕されました!

 そして、そのニュースが報道されたとします。

 その後、その犯人を第三者の僕らが、「悪い奴だ!」「死刑だ!」「クズだ!」「人を殺したんだからこの犯人も死刑で当然」とか言う権利はあるのだろうか?

 僕は犯罪を犯した人をかばうわけではないけども、第三者で事件に何の関係もない人が、犯罪者をドヤ顔で非難するというのはどこかイジメに感じる。

 まさに、

「勝敗がわかってりゃイジメなんだよ!!!」

 って感じがする。
  
 犯罪を犯した人は、第三者からも罵られて当然であるというのに正当性があると言い切れるのだろうか?

 確かに法に抵触したり、犯罪犯すと、刑事罰に加えて、第三者から後ろ指を指されるというペナルティー的な要素があるから、それが抑止力になると言うのも分かる。

 だが、犯罪者を罵る第三者の殆どの人は、ただの自己のストレス発散のために叩いてることが多い。

 ようするに犯罪者なんだから叩いてもOKだろ? 

 悪く言っても問題ないだろ?

 こういう思考は正直なところ理解できない。

 結局、第三者はどこまで言っても第三者であり、当事者ではないのだ。

 第三者が犯罪者を罵るということは、安全な位置から弱いものイジメをする卑怯な人間と言えるような気もする。

 まさに、

 勝敗がわかってるイジメである。

 それを笑う第三者もイジメを鑑賞して笑える恐ろしい性格の人である。

 だから、大人の世界でも、子供の世界でもイジメはなくならない

 

 強い立場や力を持っているという理由を根拠に弱い立ち位置にいる人間を攻撃する正当な権利等ないと僕は信じたい。

 

 あれ? 気がついたら囚人と看守的な話になってた・・・・・・。

 

 貴方はどう思いますか?

                          

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僕は作者の西森博之先生の描く作品はどれも大好きである。
 
 僕のランキング的にはこんな感じ!!!
 
1位

 2位

 3位

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 5位

 6位

 7位

満天の星と青い空 (小学館文庫)

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 8位

 9位

スピンナウト(1) (少年サンデーコミックス)

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  特に道士郎でござるが超オススメ!! これほどに笑える漫画もないと思える程に笑った漫画である。

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