自称アニメ歴15年の友人が僕にこう言った。
「コミケに行くような奴はその時点でファッションオタク確定だ!」
ほう? 僕は心の中でコミケに行く人間に何か個人的な恨みでもあるのだろうかと思ったがとりあえず余計なことは言わずに聞いてみた。
友人曰く
所詮ああいう場所は、自分のオタク度合いをアピールする場所にしか過ぎないし、そのオタク的度合いを金銭で評価されたり、したりする場所でしかないからね。 俺のようなガチ勢オタクはそんな、ファッション的な場所には行かないし、交わらない。 自宅でこそこそしてるオタクこそファッションでない真性のオタクなんだ!
とのことらしい。
その時は言わんとすることはなんとなく分かるような気がしたのでスルーしたんだけども、なんとなく気になって色々と考えてしまった。
そんなおりにはてなでオタクの変遷を簡単にまとめたエントリーを読んだ。
これを読みながら、成る程なーとも思いながら、気がついたらファッションオタクについて色々と考えたりしてた。
たぶん、友人の中でファッションオタクってのはオタク的な要素をお洒落感覚で他人に見せて関心や興味を抱かせるような人達のことなんだろう。
オタク的要素が自分の長所であると思っているタイプがファッションオタク的に見えてしまうのだろう。
具体的に言えば、元モー娘の矢口や中川翔子あたりがその代表例となるうような気がする。
そこで、気づいた!
コミケに行くような連中をファッションオタクと切って捨てた友人の理を!
たぶん、こういうことなんだろう!
自分はオタク的が要素あるんだよ! オタクな貴方の仲間だよ! だからファンになってね的なビジネスオタク的アイドル連中と、コミケでオタク相手にビジネスしているコミケ参加者は同じ人種であると言いたいのだ!
確かに、そうなのかもしれない。
しかし、オタクという人種はオタク経済と呼ばれる巨大マーケットを支えており、今もその市場はオタク達によって成長が促進されている。
それを言い出したら、漫画家やアニメーター・声優もビジネスオタク連中の仲間であり、オタクという連中はただの、それらを支える者達の総称として括られてしまいそうだ。
ただただ、オタク的趣味を消費する人間を純正のオタクとして評価するのはおかしなことである。
だから、友人の言ってることは極論なのである。
しかし、友人としてはその分野を本気で好きでオタク的趣味にはまる人達と、ビジネス的に旨いと思って好きでもないのにオタク的要素をビジネスに変換する人達はやはり線引きしたいところなのだろう。
ファッションオタクであれビジネスオタクであれ、人に認められたり、儲からないならやらないという趣味はやはり純正のオタクではないのかもしれない。
だが、オタクも多様化する時代である。 もはや、ファッションだろうが、ビジネスだろうがどうでもいいのかもしれない。
貴方はどう思いますか?
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