ねここねの思考手記 サブカルミラクルの章

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サッカーの名門私立高校で運動音痴の素人が活躍する漫画[DAYS]が尋常でないくらい面白い!!!

 

 週刊マガジンで連載されている「DAYS」というサッカー漫画は皆さんはご存知でしょうか?

 週刊マガジン? って言ったら、はじめの一歩と、ダイヤのAベイビーステップぐらいしか今は面白いのないだろうって思う人がいたりする。

 

 しかしその答えは否! 否である。

 「DAYS」があるじゃないか!

 

 僕は「DAYS」を一番推したい!!!

DAYS(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 この安田剛士先生の描く[DAYS]というサッカー漫画は個人的には有り得ない!!!

 運動音痴でサッカーの初心者が私立の名門高校のサッカー部で生き残るどころか1軍で試合に出て活躍するというのは有り得ない!!!

 そんなことは有り得る話じゃないんだよ!

 

 どのくらい有り得ないレベルかというとワンパクな小学生5年生がボクシングのヘビー級チャンピオンにボクシングで試合して勝つくらい有り得ないレベルである。

 

 これは競ったり優劣を競う世界ではどこにでも通用する理屈なんだけども、努力したり、練習したりして能力を高めるということは確立を高めることである。

 上のレベルに行けば行くほどに運や偶然がしめる要素が減る。

 というよりは、運や偶然に頼らないために日々努力して能力を高めて必然性を高めるのが優劣を競う世界の話である。

 

 高校サッカーという舞台はまさにそれだ!

 運動音痴の素人高校生が1ヶ月やそこらで名門私立の試合に出れるようになるレベルになるのは不可能である。3ヶ月本気で頑張ったからといって1軍で試合に出るなんてギャグ漫画でない限りは無理である。

 

 ただ、サッカーで上のレベルに行くと上手いとかどうこうより、監督やチームメイトとの相性や環境、バイオリズム等のわずかな差で色々と左右される。

 世界的に実績のある名選手や有名な選手がチームを移籍してもぱっとしない結果になることはよくあることである。

 監督が変わって試合に出れるようになって頭角を表す選手は世の中に腐るほどいる。

 それは高校サッカーの世界でも同じである。

 とんでもなく上手いけどもチャンスすら与えらない不遇の天才だって高校サッカーには腐るほどいる。ましてやハイレベルな高校サッカーの舞台に運動音痴な高校一年生が出れる枠等というのは現実的に存在しない。

 

 そういう意味でこの[DAYS]という漫画は有り得ない。

 恐ろしいくらいに有り得ないし、高校サッカーをなめんじゃねーと言いたくなる。

 だけども、面白い!

 そう、超絶面白いのである。

 

 有り得ないレベルで運動音痴の素人が活躍するんだけども、「DAYS」というサッカー漫画は高校サッカーの本質をついている。

 

 

 サッカーの基本は走ることである。

 走る能力が低い者はそれだけで淘汰される世界である。

 野球の一流選手でデブいるけども、サッカーの一流選手でデブはいない。

 何故ならサッカーは交代の枠が3人しかないからである。

 しかも、キーパーは専門職だから常に1つの交代枠を持っておく必要がある。

 なので変えれる枚数は2枚というのがほぼほぼお決まりである。

 高校サッカーは40分ハーフである。

 80分走れる見込みのない奴はスタメンに等なれるわけがない。

 なので、高校サッカーの練習は走ることに特化する。

 そして、その描写が[DAYS]はリアルである。

 漫画の序盤は走ってばっかりである。

 運動音痴の人間は基本的に走ることを苦手とする人が多い。苦手だから走る努力もあまりしない人が多い。だけども、走ることは運動の基本である。そして、走る能力を高めるために必要な要素は根性である。

 

 人間は走ると疲れる生き物である。しかし、根性で疲れても疲れても走ることが出来る人間だけがワンランク上の走力を身につけることが出来る。走ることに特化するならフォームや姿勢も大事だが何よりも流さないことである。

 走ることで楽をしない、妥協しないということが重要なのである。走ることで楽しない、走ることで自分を追い込める人間、本気で走れる人間だけが本当の意味で走る能力を開花させることできる。

 

 そういう意味でこの漫画の主人公は走ることにで一切楽な選択をしない。

 そして根性×根性で足掻き続ける。

 今日という一日を無駄にしないで懸命に走り続ける

 その姿が見せ付けられて読む者を感動させる。

 だからこそこの漫画は面白い。

 

 そして、主人公はサッカーが上手くないのに活躍出来る理由が面白い。

 サッカーの技術。特に足でボールを蹴る、止める。ボールをコントロールする技術は昨日今日で身につくものじゃない。足でボールを自由に扱う技術は感覚的な部分が大きく習得は一朝一夕ではいかない。

 その辺りもこの漫画はリアルである。主人公は何時までたってもあまりボールをコントロールする技術は上手くならない。

 だけども、活躍する。

 それは、考えて走れることができるからである。

 サッカーは未来予測のゲームである。

 サッカーの基本戦術としての考え方に3人目の動きというものがある。

 ボールを持っている選手の次にする行動を読み、そこから更に次にボールを持っている選手の行動を予測してボールをもらう動きである。

 上のレベルでサッカーをするには無意識のレベルで3人目の動きが出来るようになる必要がある。人によっては4人目、5人目すら予測して動ける選手だっている。

 

 主人公は家庭環境からの影響で視野から情報を得る能力、処理する能力が高い。ゆえに常人には見えないレベルでの未来予測が可能なのである。

 次にボールがここにくるという予測ができる人間に必要なのそこに走れる能力である。だからこそハイレベルな高校サッカーの舞台でも戦えるという寸法である。

 

 個人的には、それが出来てもフィジカルがクソなら駄目なんだけども、まぁあそこは漫画なので良しとする。 この漫画は奇跡的で有り得ないレベルなんだけどもその努力や根性の描写が圧倒的に優れている。

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  本気で努力するってのは命を燃やすことなんだと伝わってくる漫画である。

 だからこそ、応援したくなる!

 感動する。

 素晴らしい漫画である。

 読んでいて素直に「頑張れ!」って思える漫画はやっぱり名作だと思うんですよね。

 だから素晴らしい!

 いやぁー

 本当に素晴らしい漫画である。

 アニメ化も納得の作品ですよ!

 オススメです!

 

 

 

余談

 僕は小学校、中学校、高校とサッカーをやっていた。

 中学校までは地元のクラブJユースで頑張り、

 高校からは私立の名門高校でサッカーをしていた。

 高校のチームメイトでプロになった奴もいた。

 高校を途中で辞めてブラジルでプロになった奴もいた。

 練習がきつくて途中で退部する奴も何人もいた。

 3年間3軍にいた奴は何人もいた。

 3年間2軍にいた奴も何人もいた。

 僕は3年間1軍だった。

 僕は高校で経験なしでサッカーを始めた人間を沢山見てきた。

 けども、3年間3軍でいる人間が4割で、5割は辞める、んで残りの1割が2軍で終わる感じだった。

 だから、この漫画から本物じみたリアルは感じないけども、それでも根性や伝わる何かがあるのは分かる。

 本気で努力するということがどういうことなのか!

 それが伝わるのである。

 素晴らしい漫画である。

 

 

 更に、余談だけどもこの漫画で葉牡丹の花言葉を扱うシーンがある。

 花言葉の意味は

 「祝福」「物事に動じない」「利益」

 である。

 

 このシーンは個人的にこの漫画の一番の謎である。

 意味が分かる人!

 是非とも教えて欲しい。

 

                                   以上