ねここねの思考手記

主にアニメ系 漫画系 らのべ系のサブカル系が中心です

2016年のマンガ大賞に今更いちゃもんをつけたい、そんでオイラが漫画大賞の漫画より面白い漫画を紹介する。

 

 2016年のマンガ大賞で2次選考に残った作品に今更ながらキレまくってる私です。

 何を今更と言われるかもしれません。

 しかし私がどんなに憤っても、2次選考に残った作品から2016年のマンガ大賞が発表されるわけですよ!

 

ふざけんな!!!!」 ですよ。

 

 ちなみに、2016年の漫画大賞の候補は以下の作品。

 

『岡崎に捧ぐ』山本さほ

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)

 作者の昔の思い出を綴った漫画ですよね。作者とその友達の岡崎さんの自叙伝的な話ですよ! 30代には心響くのかな? 昔のあるある話は共感できるっちゃーできる。

 面白いと思うが、そこまで響かんのよね。

 


『恋は雨上がりのように』眉月じゅん

恋は雨上がりのように(1) (ビッグコミックス)

 なんか最初はスクールランブルの八雲っぽい女子高生だなータイプだなーって思って読んでた。そしたら、40代のおっさんファミレス店長に恋する女子高生の話だった。

 悪くないけども、僕は恋愛キモイ症候群という不治の病にかかっているのでもう無理駄目ポだった。


『ゴールデンカムイ』野田サトル

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 アイヌ文化と戦争帰りと埋蔵金と逃亡者狩りの漫画と思いきや、料理漫画も顔負けの料理が飛び出したりと、色々と忙しい漫画である。ガツガツ死人は出てくるし、殺し合い、友情、義理や人情、色々な要素が渾然一体となっての良作だけど、漫画大賞かといわれると疑問がでる。 生きることは食うことである同時にアイヌ文化の宗教観はすごいなーと思わされる。。


『ダンジョン飯』九井諒子

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

 個人的にはこれ新しいか? トリコっていう漫画をダンジョン限定にしてモンスターを料理して食べるだけじゃん。 何がそんなにいいのか意味不明。まあ、読めることは読めるが漫画大賞には個人的に遠い。


『東京タラレバ娘』東村アキコ

東京タラレバ娘(1) (Kissコミックス)

 流石は東村アキコであるとは言える。人の心を際限なく抉る、30代女子の心をわかりやすいほどに抉る。不倫にセカンド彼女として30代過ごす女子、30代で年下の暴君キャラに振り回される女子。そんなキャラを主人公に据えるというこの濃い展開はやっぱりスゲーナーとは思う。僕が30代女子で未婚なら漫画大賞に選ぶだろうな。


『とんかつDJアゲ太郎』イーピャオ・小山ゆうじろう

とんかつDJアゲ太郎 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 とんかつ屋とDJって同じなのか? なわけねーだろ! と思わず突っ込みいれたくなる漫画。ブタをあげるのか、客をアゲルのにかにたいした違いはねー。こんなこと言ってるDJの選曲では踊りたくない! とか思っちまう。 一点突破突出方の漫画としてはありだが、やはり大賞の対象にはおいらは選ばんな。


『波よ聞いてくれ』沙村広明

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス)

 味のある話ではある。主人公の心の叫びは非常に良い。金を騙し取られた彼氏に対してグラグラと揺れる展開なんて、なんかドロドロしているけども、強気な女性が昔の男にあっさりと流されるという感じは良かった。さらに、最後まで流されないところも好感がもてる主人公。色々と読んでて心えぐらる話ではある。だが、まだ甘い!


『百万畳ラビリンス』たかみち

百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス)

 

 たかみちさんの絵の上手さは流石だけども、読んでる段階で設定を理解するのがややこしい漫画。お話としては可もなく不可もなく。異端児は異端な生き方で幸せになり世界を救う気はないけども、世界を救ったって話なんだろが、それだけである。大賞には相応しくない。

 

『BLUE GIANT』石塚真一

BLUE GIANT(7) (ビッグコミックス)

 いや! 去年も5位に入ったからもういいじゃん! って正直思った。

 個人的には一次選考突破した漫画は来年の対象外にしたほうがいいと思う。ジャズの世界を丁寧に描いて、人間ドラマして、何より努力と根性と才能を重視するお話の組み立て方は流石やなーって思うかな。

 

僕だけがいない街三部けい

僕だけがいない街(7)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)

 これも去年の4位だろ。なんなの。新しく選ぶセンスがないのか? とかを疑いたくなる。僕だげがいない街は面白いのは認めるけどな。だけども、今年の漫画大賞に相応しいかと言われたら疑問が残る。話だってタイムリープ出来る超能力者が過去の問題を解決するために頑張るっていう話にサスペンスを盛り込んだという話だしね。そんで話が盛りあげる舞台装置としてのご都合タイムリープ機能である。結局はベストの未来を得るためにタイムリープ繰り返すのかなーとか思ってしまう。そうはならないことを祈る。


『町田くんの世界』安藤ゆき

町田くんの世界 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 主人公の町田君は勉強が出来ない、運動も50メートルを12秒台で走る走力しかない。だけども、凄く人に優しい。空気読まない。空気を読んでも自分の中の優しさを人に提供して他人の心を救うような高校生。基本的にいい話でまとまってはいる。面白いとは思うがね。大賞候補としては納得いかないね。

 

 

 だけどな! だけども! おいら何を言おうが

 この中から大賞が選ばれるわけですよ!

  んで、選ばれた

大勝『ゴールデンカムイ』野田サトル

2位『ダンジョン飯』九井諒子

3位『BLUE GIANT』石塚真一

4位『僕だけがいない街三部けい

5位『百万畳ラビリンス』たかみち

6位『波よ聞いてくれ』沙村広明

7位『恋は雨上がりのように』眉月じゅん

8位『町田くんの世界』安藤ゆき

9位『東京タラレバ娘』東村アキコ

10位『岡崎に捧ぐ』山本さほ

11位『とんかつDJアゲ太郎』

 

 との結果。

 料理漫画というか食事をひっつける漫画って流行は嫌いだしあり得ん!!!”

 

 あり得ん!!!

 まじで納得いかんよな。

 一位は順当な気もするけども、やっぱり許せんわ!

 誰が許しても俺が許さん!!! まじに許さんよ!!!

 こいつぁー めちゃ許さんよーって話ですよ。

 ちなにみ僕は全部の大賞候補の漫画全部読みましたよ!

 読んだ。

 そりゃあー 面白いか面白くないかで言ったら、面白い方じゃねーの! という感想を全体的に送るけどね。

 

 しかし、納得いかんもんは! いかんですわ!

 

 なので、僕は個人でマンガ大賞をしようと思う。

 

 

 

 ねここねによる 2016年のマンガ大賞

 

11位『潔癖男子! 青山くん』 坂本拓

潔癖男子! 青山くん 4 (ヤングジャンプコミックス)

 

 潔癖症+サッカーの年代別日本代表の青山君。当然ながらヘンディングはしないし、タックルもNG。ユニフォーム交換も応じない。スローイングはグローブつけてればやらないこともない。しかし、サッカーの実力は超一流。彼の所属するチームは絶対に負けない。異常なまでに潔癖症な青山君のキャラに読んでいて、これだよ! これ! こういう漫画を俺は待っていたと思わされた。現実ならファンタジー過ぎるキャラでも漫画の世界ならファンタジスタに描けるってスゲーなと正直に思う。

 

10位『働かないふたり』 吉田覚

働かないふたり 1 (BUNCH COMICS)

 

 ニートの兄妹の日常を楽しく幸せに描く物語。とにかく周りの人間がこのニート兄妹に優しいし、好意的である。そんな状況によりかかる兄妹だが、二人の性格が本当に憎めないのだ! というか好きになる。とにかく、ニートに優しい漫画である。そしてニートの妹はとにかく行動が可愛い。それにニート特有の罪悪感の感じ方が非常に良い。800円の飲み物に対してニートの分際でそんなもの飲んだらぶっとばされるよー」とか言ってしまう春子ちゃんにすんごい笑ってしまった。誰がぶっとばすんだよ! という兄貴の突っ込みも最高! 本当に働いてない二人は幸せそうである。そんな幸せをおそそわけされる感じがどうにも僕のツボなんですなー。ニートの話だけども大賞でも漫画大賞でも不思議ではないな。

 

 

9位『パパと親父のウチご飯』

パパと親父のウチご飯 1 (BUNCH COMICS)

 

 これはやばい! 子育て漫画は個人的に大好物なんだけども、設定がもう最高だよね。シングルファーザー同士が女児と男児と共同生活しながら育てるっておいおいですが! べつにアァー展開とかないしそんなん期待するような僕はじゃないけども、とにかく子供が可愛い。無愛想な男児と活発な女児の組み合わせは天下無敵である。なんというか、料理、育児、仕事を通して色々と大人も学ぶ、子供は育つ。読んでいてマジにハートフルな作品である。 素晴らしい! ドラマ化、アニメ化まったなしの作品だろうな。

 

 

8位『ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』 小沢かな

ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部- 1 (BUNCH COMICS)

 グライダーというマイナースポーツを通して王道青春劇を展開する漫画。主人公の健気さと純粋さにオイラは惚れ込んだよ! グライダーって飛ぶまでにすんごい手間隙かけてるんだなーってすんごい伝わって、その飛んだシーンには感動する。あえて言うならちはやふる、グライダー版ってところかな。

 来年はこの漫画がくるでしょうね。

 

 

7位『はたらく細胞』 清水茜

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

 なんといっても、読んで学べる、読んで萌える、読んでいて面白い展開があるっていう漫画は強いっす。自分の身体がどのようになっているのか、その機能を面白おかしく学べるこの漫画は本当に面白い。図書館にあってもいい漫画である。特に、血小板の可愛さにはおいちゃんメロメロである。

 

6位『決してマネしないでください』

決してマネしないでください。(1) (モーニングコミックス)

 

 楽しく学べる理系漫画っていったらこれだよね。身近な疑問や身近なものを分かりやすく面白く学ばせてくれる漫画である。「僕と貴方の収束性と総和可能性をiで解析しませんか?」という告白はあり得ないが、かなり笑ってしまった。

 どうして飛行機は飛べるのか?

 ハードディスクを復旧できるダメージの限界は?

 火だるまになってもぴんぴんしているスタントマン。

 大空を翔る鉄の塊。

 膨大な量の情報を記憶し、計算を行う箱。

 これを読むと知識の幅がすんごい広がるんですよね。まじに素晴らしい漫画である。

 

 

5位『ふらいんぐうぃっち』石塚千尋

ふらいんぐうぃっち(4) (週刊少年マガジンコミックス)

  現代で黒猫がお供で魔女が修行中っていったら「マジョタク」かよ! って一瞬なるけども、設定は似ているけども、お話が似ていないってこういうことだよね! って思った。魔女がいて幽霊がいて動物と意思疎通ができて不可思議な生き物が混じる世界観なんだけども、みょうになじむこの空気感は非常に読んでいて心地良い。春からアニメになもなるし、今後も楽しみな作品である。

 

4位『西向きマイルーム』 若狭たけし

西向きマイルーム 1 (サンデーGXコミックス)

 もうね! この漫画は設定がやばいくらいに笑える。駆け出し絵本作家の御蔵法子は三蔵法師の生まれ代わりなんだけど自覚なしの能力なしで81難を乗り越えなきゃなんないとか、沙悟浄はただの手がネバネタした陰険なおっさんだし、豚は淫魔だし! そんな面子が狭い部屋で共同生活してるだけでやばいと思ってしまう。ギャグ漫画として本当に秀逸ですわ!

 

 

3位『マージナル・オペレーション』キムラダイスケ

マージナル・オペレーション(5) (アフタヌーンコミックス)

 会社解雇されてオタクで困窮してた主人公。そんで就職活動してたら海外に派遣されて民間軍事会社の指揮をとってるうちに子供を引き連れて戦場で用兵するようになりました! ってお話なんだけども、とにかく、可愛い子供が敵に容赦がないのはガンスリンガーガールGUNSLINGER GIRL )を彷彿させる。まあ、ガンスリンガーガールは神漫画なので、それには及ばないかもしれないが、個人的に大好き作品。ジブリールはまじ天使だわ! ハキムも可愛い。ジニが一番好き。戦略と戦術を重視した漫画で個人の戦闘能力より部隊の指揮をする人間が優秀ならそっちが圧勝するという感じの展開はテンポもよくて面白い!

 

 

2位『バトルスタディーズ』

バトルスタディーズ(3) (モーニング KC)

 何でこれが今年の漫画大賞の一次落ち落ちなの? ってきれかけたの僕ですよ。モーニングが漫画大賞から嫌われてるのか? 漫画大賞は講談社系列に厳しいような気がするなーと思わざるえない。なんつーか。集英社系列と小学館系列とKADOKAWAが優遇されてる気がするが、まあ気のせいかな。 内容は泥臭く、ひたすらエグイ! 高校野球のPL学園野球部の凄さをエンタメとして描いた作品である。体罰や虐待はマイルドに描かざるえないのだろうけども、伝わる強さ、エグサ、本気になる素晴らしさと笑える異常性は半端ではない作品である。

 

大賞 『無職転生 - 異世界行ったら本気だす』 フジカワ ユカ

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 これはねー。まじに漫画よりは小説のほうが最強に面白いんだけども、僕はこの漫画を読まなかったら無職転生を読むことはなかったと思う。この漫画を読むまで異世界転生ものに結構抵抗があったんだ。異世界に行って面白いのは十二国記だけ! 中嶋陽子だけ! とか思い込んでた。だけども、漫画読んで。こういうのもありだなー。とういか純粋に異世界転生ものの免疫が少ない僕にはこれがすんごい楽しかったんだよね。そんで、無職転生の原作小説読んだら。もう止まらない。近年で一番ハマッタってくらい没頭した。2週間くらいずっと読んでた。寝てもさめても、無職転生の話ばっかり読んでた、生活にも支障をきたすレベルで読んでた。それくらい無職転生というコンテンツにハマッタのはこの漫画がきっかけである。主人公はキモオタデブーニートスタートで都合良く異世界にトラック転生するという始まりだけども、この無職転生だけはトラック転生してようがなにしてようが、最高の作品であるとしかいいようがない。とりあえず、小説が苦手な人は漫画を読んで、キャラクターや世界観の雰囲気を掴んで一度読んでみたらいいと思う。まじに小説家になろうでもっとも読まれているという意味がまじに分かるから! それくらいすんごい作品である! そのすんごい作品に出会うため! 知るためにこの漫画を一回読んでみるってのは非常に良い選択だと思うぜ!

 

 

 ということで、僕なりに漫画大賞をやってみました。

 異論は勿論あると思いまが本気で本音です!。

 

 もしくは、これのほうが面白いという漫画があれば是非ともご教授して頂きたい。