コスプレ・コスプレイヤーの人達は私のようなクズオタクからすれば神である。
神様に気軽に声なんてかけることは出来ない。
ネットで画像を眺めるだけでも恐れ多い位の高いコスプレイヤーも数多く存在する。
私はアニメや漫画やラノベが大好きだがコスプレをしたことは一度もない。
若い時にやってみたいと思ったこともあったが、年をとると気恥ずかしさが勝りやる側にはとてもまわれないところまできてしまった。
そんな私だが年に数回はコスプレの会場に足を運ぶ。
それはコミケだったり、コミティアのイベント会場だったりアニメDJによるコスプレのクラブイベントであったり様々である。
カメラ小僧になる度胸もなく、コスプレイヤーのコスプレを遠巻きに見るくらいしか出来ないチキンの私はコスプレを見ながら、あれはあのアニメのキャラのコスプレで完成度高いなぁーとか心の中で唱えるだけである。
そして、コスプレイヤーはコスプレイヤー同士で仲が良さそうである。
それを見る度に神様同士がお話をしてらっしゃる神々しい!!!
私のようなクズは近寄ることも許されんと卑屈になってしまう自分がいる。
コスプレイヤーが集合しているところを生で目撃すると色々と凹む。
凄過ぎてて凹む・・・・・・。
自分には出来ない領域にいってる人間がこんなに沢山いると思うと凹む。
自分の興味ない分野ならきっとこうはならないのだろう。
興味はあるが自分がやる意味を見出せない分野ってのを人は誰しも持っている。
それが私にとってのコスプレなのだ。
そんな私はコスプレヤーを生で見るとよく凹む。
なんでこんなことが出来るんだろうとひたすら凹む。
話しかけることもできず凹む。
カメラ小僧になって開きなおることも出来ず凹む。
なんだが、何かに負けた気すらする。
動画や写真でならそうならないのだが、生のコスプレイヤーを前にするとまともに凝視することすら出来ない時がある。
自分よりもアクセルを踏み込める人が羨ましいという感情なんだろう。
私はコスプレイヤーに常に嫉妬している。
コスプレをすることを許さない自分の精神に辟易している。
しかし、コスプレイヤーはコスプレイヤーで色々大変なのである。
その変の事情はこの漫画で知ることが出来た。
なんというか、自己顕示欲の肥大化と現実との折り合いのつけかたがとてつもなく難しいのがコスプイヤーという存在である。
だからこそ、現場での圧倒的な存在感に繋がるのだなぁーと思う。
僕のような普通のアニメオタクには真似出来ない存在
それがコスプレイヤーなのである。
以上