ねここねの思考手記

主にアニメ系 漫画系 らのべ系のサブカル系が中心です

【漫画】AV女優の職業的な誇りから考えていく プライドとか自尊心とか呼ばれるものの話

 

 AV女優に誇りは存在するか?

 当然だ!

 誇りは確実に存在する。

 誇りはどんな職業にも存在する。

 誇りをもてない人は誇りをもたないだけである。

 人である限り誇りは存在するのだから。

 今日はそういう方面の話です。

 

f:id:nekokone1999:20160213105535j:plain

 

「カメラの前でマ〇コ晒して、ずこばこセックスして、世の中の男の金玉から精液を搾り取ることに誇りを持って仕事しているんです!」

 

 

  このAV女優の台詞は非常に興味深い!

 

 このキャラの本心か否かはとりあえずおいておき、AV女優という仕事に誇りを持つAV女優はいる。

 

 なんせ世の中にAV女優になりたい人は沢山いる。

 非常に競争率の高い職業でもある。

 風俗業界で働くのなら一つのステータスと言ってもいいでしょう。

 

 しかし、職業にとって誇りを支えるもの、誇りを担保するものってなんでしょう?

 

 それは報酬でしょう。

 

 人は自分の働きにそうおうした報酬を得ようとします。

 それはお金であったり、感謝の言葉だったり、自己の達成感による満足感だったり色々です。

 時には複合する要素が絡み合う報酬形態が人の仕事の誇りの担保になりうるでしょう。

 

 AV女優でいうならば、

 

 AVに出演してお金をもらう。

 AVに出演して知名度をあげて沢山の人に自分を認めてもらう。

 AVに出演して他人の性的欲求を満足させることができる。

 AVに出演してAVに出演するという誰もが体験できない経験をすることができる。

 

 デメリットはこのさいほっておいて、上の4つの要素がどうして誇りに繋がるのかということを考えていきましょう。

 

 

 AVに出演してお金をもらう。

 

 これは説明するまでもないでしょうが・・・・・・。

 自分を性的にアピールした結果、金銭が発生する。 金銭という報酬に価値を見出せない人は金銭を必要としない人である。 そして、金銭の報酬の発生はその人に誇り与える。

 何故なら、誇りを犠牲にしてもお金を得たいと思う人が世の中には沢山いるからだ、沢山の人が集まり市場は形成される。 そして、逆もしかり、金で誇りを得る、守るという市場も存在する。

 だから、AVに出演してお金をもらうという行為に誇りは発生する。

 

 AVに出演して知名度をあげて沢山の人に自分を認めてもらう。

 

 沢山の人に自分を知ってもらう。 認めてもらうということは嬉しいことです。

 AV女優に対して賞賛の仕方は色々ありますが、AVに出演して認められれば賞賛されれば、出演した女優さんは喜ぶでしょう。

 

 AVに出演して他人の性的欲求を満足させることができる。

 

 人は誰にかに何かを与える時、幸福を得る気持ちがあります。 それは上から誰かに恵むような優越感であるかもしれませんが、それだけでもない。 誰かの役に立っていると思える自分という存在を人は誇らしげに思えるのです。

 

 AVに出演してAVに出演するという誰もが体験できない経験をすることができる。

 

 これはそのままですよね。 というかおまけ要素ですかね。 自分以外が体験できないことを体験するということに人は優越感を感じます。 それが、悪しきにあれ、良い行いであれ関係ありません。 非日常的な体験はその人を受け止めれる度量の幅だけ、その人を豊かにします。 勿論、受け止めれる度量がなければ、毒にもなりますが。 

 まあ、世の中おまけ目当てで頑張って行動する人も多いのですがね。

 

 さて、AV女優が持つ誇りについてここまで考えてきました。

 

 少し辞書を引いてみましょう。

 

 

 誇り とは?

 

誇ること。名誉に感じること。また、その心。

 自分が他人より優れていると感じる意識や感覚のこと。

 

 

 なるほど、AV女優はこの全てに対して満たしている職業ともいえる。

 少なくとも、一般男性がAVを視聴して自己を慰める行為に比べたら遥かに高みに存在するのがAV女優という存在だろう。

 

 もはや、その存在 神、いや、人によっては邪神かもしれないが・・・・・・。

 

 いや、アイドルと言ったほうがよいだろうか。

 

 だが、しかし、AV女優は3次元の存在である。

 そして、僕は二次元人の魂を持つ人類である。

 だから、AV女優は僕にとって神になりえない。

 

 なので、僕にとってはアイドルにもなりえない。

 でも、誇り高い職業だとは思うのです。

 

 

 さて、ここで大きな問題を出そう!

 

 自分の娘がAV女優になったら、その娘を誇りに思えるのか否か?

 

 思える人間はAV女優という職業に理解があり、世間の言葉や認識をものともしない、強い精神の持ち主だろう。

 

 思えない人間はAV女優という職業に理解もなく、世間の言葉や認識との調和を大事にする一般的な人だろう。

 

 しかし、世界を偉人の目では生きることは偉人にしか許されない。 一般的で世間の言葉や認識と調和した一般的な視点こそ世界の常識なのだから。

 

 しかし、それでも人は誇りを持てる。 家族や他人を誇りに思えなくとも、自分自身に誇りは必要だ。

 

 誇りなくして良い仕事ができるはずもない。

 誇りを持つということは大事です。

 なので、自分は何を誇りに思っているのか?

 そういうことを改めて考える必要性を感じるのです。

 誇りを持って生きていくために、自分は何を持って誇りに思うのかというのは非常に大事なことでしょう。

 

 貴方は誇り高い人ですかと問われたとして、

 僕は「そうだ!」と言い切れる人になりたい。

 

 貴方はどう思いますか?

 

職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)

職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)