ねここねの思考手記

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神アニメを紹介するのコーナー 第伍回 『マリア様がみてる 』

マリア様がみてる 「今野緒雪

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 正直に言おう! 僕はこのマリア様がみてる」という作品を掛け値なしに神アニメと推薦する。だけれども、心のどこかで、推薦してはならないような気もする。それほどまでに悩む。何故悩むのかと言われれば、このアニメ! ガチ百合ものであると言わざる得ないからだ。勿論、ただの百合アニメならこんなにも人気は出ないだろうし、アニメも4期もやらないだろう。 百合ユーザーは年々増加しているとはいえ、やはり普通のアニメ好きには敷居が高い印象をうけるがこの作品は別格だ!

 僕がこのアニメをガチ勢以外に薦めて4期まで全部追いかけてくれた奴は沢山いる!、それもそのはず! だって美しい作品なのだから!。これ以上に美しい百合アニメが無いのもまた事実であり真実だ! いや!、これは、百合アニメというよりも、もっとこう神がかった崇高なアニメなのだ!。 という訳で今日も以下作品解説に移る。



そこは乙女の園、リリアン女学院

 リリアン女学院とはカトリック系のミッションスクールであり、幼稚園から大学まで一貫教育を行い、純粋培養で超お嬢様を育てる機関である。ここに通う彼女達は聖母マリア像を崇め、彼女達は穢れることもなく、天子のように成長して行くのである。

 そして舞台の中心は私立リリアン女学院高等部である。リリアン女学院高等部ではスールという制度があり、上級生が下級生を個人的に指導することを名目に姉妹の契りを交わすことができるのである。スールとなったペアは本当の姉妹よりも精神的結びつきが激しくなり、まるで終生の愛を誓い合った恋人のような怪しい関係性を持つことになる。

 しかし、穢れを知らぬ彼女達は、精神的繋がりでお互いを高め合い、安易な肉体的欲求を満たす真似はしない。それがこの作品の美しさを象徴する部分と言ってもいいだろう。

 ストーリー的なことを言えば、ある日突然、高等部一年福沢 祐巳(ふくざわ ゆみ)は憧れている上級生のお姉さまから、姉妹の契りを交わすことを求められる。憧れの上級生小笠原 祥子(おがさわら さちこ)に求められたことを嬉しく思う祐巳だったが相手があまりの憧れの対象な為に、さらには本心で自分を妹にしたいがために選んだ訳ではないと思い悩み、スールの申し出を断ってしまう。そのことをきっかけに祐巳の生活が一遍していくのであった。以上、今日もこの辺で解説を終了します。

 このアニメを観て得られるであろう事柄。

 乙女と乙女は美しく素晴らしく穢して良いものではないという事実。

 全ての百合女性は美しいと洗脳される。

 気がついたらロサ・キネンシス・アン・ブゥトンと言えるようになる。

 
 この作品を端的に言えば、限界までお嬢様度数を高めるアニメだと
言えるだろう。



 
色々と書きましたが、この作品に手を出すところからある意味、冥府魔道の引き返せないレベルのアニメオタクになるのかな~と思ったり思わなかったりします。でも、これは本当に面白い、誰もでも楽しめる神アニメだと思う。何故ならドラゴンボールの悟空が限界まで強くなるのを目指すように、マリア様がみてるは、限界までお嬢様を目指した作品なのである。どの分野でも限界まで高めるところに芸術性が宿るのは当たり前のことなのだから当然マリア様がみてるは芸術作品なのである。作品の概観やら設定やらは敷居が高いと思うかもしれないけど、人類普遍の面白さがここにあると最後に記しておきます。