若い頃はモテキングになりたいと思ったことがあるとかないとか「ねここね」です。
『のりりんとは?』
『なるたる』『ぼくらの』で超有名な魂の鬼才、鬼頭莫宏先生が描く、社会人自転車漫画である。(ちなみに最近完結済み)
鬼頭さんの漫画を読む時は心の準備が必要である。何故ならこの先生の作品は心臓と頭を際限なくかき回してくる。
だがこの作品はわりかし安全です。(いきなり死人とか出ないです。 グロなしエロなしで健全な大人の漫画である。
それはさておき! 『のりりん』という漫画は超面白い!
何故なら色々と新しい物事の捉え方とかそれプラス自転車に対してすごく細かく説明がなされていて全巻読み終わるころには、自転車のことや自転車マナーに詳しくなれます。 自動車不要論まで説かれたりする場面があるのでそこは必見です。
当然読んでから僕はロードバイクに目覚めてアマゾンでロードバイクを検索したりもしてました。それくらい影響力の高い作品なので色々と話題につきません。
ただ、この漫画の中で趣味が自転車ってのを否定する展開があってそこで僕はひっかかりを覚えてしまったんですね。
自転車が趣味ってどうなんでしょうね?
趣味が自転車の人に対して、禅寺というキャラの否定意見!
「チャリが趣味のヤツってどう思う?」
「ちょっと、変人なイメージはありますよね! 彼女乗せらんないですし」
「丸子さんはどうしてそう、女の子に興味がないんですか?」
「世の中の男の基本はそれですよ! そのために生きてんですから」
「勉強だってスポーツだって自分の特質を高めようとするのは最終的に女の子のためじゃないですか」
「年をとってから健康のためにやってるのはまあアリかなと思いますけど」
「僕の知り合いにいましたけど若い頃からやってるのはなんか変というか本末転倒というか」
「だって、勉強だってスポーツだって自分の特質を高めようとするのは最終的に女の子のためじゃないですか」
「でも、自転車趣味の人って その目的見失ってますよね」
「趣味じゃなく、仕事としてならまた話が違ってくるんでしょうけど」
「その知り合いだったヤツ 遊園地行くのに彼女だけ電車 自分は自転車」
「当然別れてましたけどね!」
「自分の知ってる限り休日に彼女置いてきぼりの趣味はダメですよね」
「自転車とか釣りとか」
のりりん2巻 第14話 「各種抵抗てんこもり」から抜粋
まあ 要約すると
男が勉強するのも、スポーツするのも、趣味の分野で頑張るのは女の子の気を引くための努力に過ぎない。本質は種の保存行動のアプローチ手段だ! だから女子が興味関心の低い 自転車とか釣りとかを趣味にするのはどうかと思うって話です。
そんなことない! 僕、私はそんなことのために趣味に勤しんでるわけじゃない!!! って言いたくなるけれどもです。
それは格好つけてるだけで合理的じゃないと言われると、どうでしょう?
う~ん これは完全には否定できない事実ではあるな~ と思いませんか?
確かに、どの道でも優秀な成果を出した人間には必ずと言っていいほど異性が集まってくるものです。だから概ね否定はしませんが、でも、僕はやっぱり納得できないです。
自分が能力を高めた最大の成果が異性獲得のためである。この目的のために努力するのは確かに、生物的に自然な考えなのでしょう。じゃあ、獲得した後は? 今度はそれを守る戦いが始まるの? それで、それを守り通しながら、次世代の自分の分身を量産して、生涯を終える。
これが人間の行動原理の本懐だと結びつくなら、僕のような二次元好事家は去勢を受けた、人間の形をした木偶としか思えなくなってしまいます。悲しいです。
彼氏、彼女が欲しい人間は、その異性に対して魅力的であるほうが好ましい!
ということは僕の場合は、アニメや漫画、ゲームをこよなく愛する人を魅力的に感じる異性が必要となるわけです。
でも、そういう人達は僕と同じで現実に存在しない二次元キャラに価値を見出すことのほうが多いわけでして、僕の趣味は異性の獲得に繋がることは少ない訳です。悲しいです。でも辞められないし、辞めるきもない。
あああ、どうしてこうなったんだろう? オタクになろうと思ってなったんじゃないから辞めることもできね~。斑目という名の偉人の言葉が頭に響いてしかたありません。
しかし、しかしですよ!!!
趣味に生きるのがモテナイ行為だとしても
そのうちに2次元の扉が開けるかもしれない!!!
そして、その世界では
「アニメとか好きなん? カッコィィね!」「惚れた!」って本気で言ってくる女子がいるかもしれない!
でも、これはこれでなんだかむかつく・・・・・・。
でも、言われてみたいとも思うこの葛藤をどこにやればいいのやら・・・・・・。
貴方はどう思いますか?
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それはさておき、のりりんという漫画は超面白い!
しかし、アニメ、漫画、ラノベ、自転車、釣り どれが一番モテない趣味なんだろうか?
最後にそんなことが気になるのでした・・・・・・。
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