ねここねの思考手記

主にアニメ系 漫画系 らのべ系のサブカル系が中心です

電車に乗って刃物で暴れてサラダ油で火をつけようとするなんて誰でも出来るけども凄いレベルで頭が悪過ぎる行動だから誰もやらないはずなのに。やる奴がいるんやな

 

 

f:id:nekokone1999:20190415171728j:plain

 

 電車で刃傷サラダ油男こと、対馬悠介容疑者。この後、起訴されて被告になり、受刑者に確実にクラスチェンジすることは確実なわけですが。まあ、個人的にはオリンピックなんかより、よっぽど考えさせれる出来事であり事件だったと思う今日この頃です。

 

 もしも、悪のオリンピック選手権というものがあったとしても予選落ちするレベルの頭の悪い上にやられた側はとんでもない脅威であり対策の難しい犯罪ではあるというのは通常の思考能力があればだれでも分かることとは思います。

 

 誰だって電車の中で刃物を振り回して刃傷沙汰なんて普通はやんないです、常識的に考えても、そんなことしてなんになるんだい? でも、やろうと思えば誰だって家の台所から包丁を持ち出して電車にのり振り回すことができてしまうというのも事実。

 

 だけども、実際に行動を起こせる人間がいる。国家とは人の群れです。人の群れで暮らすさいのルールとして自分は他人を包丁を持って危害を加えないし、加えられないはずという暗黙の信頼よって群れは成立します。私は法律云々のレベルよりも上位にあるセーフティロック的な思考というものが人間の群れにはある一定数あると思うんです。

 

 だけども、そういった自分へのセーフティロックと他人へのセーフティーロックが曖昧になって壊れてしまう人ってのがどうしてもでてきてしまう。そういう意味で今回の電車刃傷サラダ油男事件はかなり壊れていると思う。

 

 そりゃあ、他人を羨んだり、嫉妬したり、憎んだりなんてのは基本的な人間の感情であり、本能でもあるんだけども、もしも、その感情が爆発して突発的に発生する事件というわけでもなく、きちんと包丁とサラダ油を携帯して電車にのり事を起こすという冷静に暴走する刃傷サラダ油男はとてもじゃないが壊れている。

 

だって、電車に乗って刃物で暴れてサラダ油で火をつけようとするなんて誰でも出来るけども凄いレベルで頭が悪過ぎる行動だから誰もやらないはずなのに。

 

 基本的に犯罪になる行為ってのは今の現状の自分の状態よりも悪くなることのほうが多い。ただ、日本の刑務所の待遇はそこまで悪いものじゃないらしい。衛生的だし規則正しいし、医療だって受けられる。そう考えると華々しく馬鹿すぎるくらいの刑事事件を起こして刑務所のぶち込まれたいと考えたのかもしれない。現状の自分の状態と刑務所にいる状態を想像したり比べた結果がこういう行動を生んだのかもしれない。

 

 だとしても、酷いね。酷すぎる。酷く頭がおかしい。だけども、一方でこんな滅茶苦茶な事ができてしまえる希少な人間だともいえるし、今の社会状態がこういう人間を生み出したとも言える。今回の電車刃傷サラダ油男こと対馬悠介容疑者は学業もわりとできたほうらしい。人と普通に会話する知能も知識もあったようだけども、社会的にはうまく折り合いをつけて生きていけなかったようだ。

 

 ほとんどの、人間は年をとりながらどうにか社会と折り合いをつけて生きていくことを選択しなければならない。それが出来ない人間は自殺したりもするが。ときおりそんな自殺待ちの枠からどうせ死ぬならと犯罪者となり周辺の無関係な人間に被害を与えてこの世を去る選択をしたいけども刑務所で第二の人生を送るという人間もいたいりするのかもしれない。

 

 ただ、まあ貧富の差や格差が広がれば広がるほどに、最下層や最下層にに近い人間はこういう犯罪や間違いを犯すようにはなると思う。

 

 愚かな犯罪は貧富の差や格差が増えていけばいくほどに増えて日常化して社会問題になって加速する流れができると私は思うが、この日本社会は怠け者は富裕層と金持ちにしか人権を与えない社会なので貧乏な怠け者に待ち受けているのは緩やかな消耗による死か自滅しかないのだろうなと思う今日この頃でした。

 

 悲しい。