ねここねの思考手記

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人は何故ホームレスを救わないのか?

 

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 最近めっきり寒くなってきました。今年はコロナ、鬼滅という日本柱の話題ばかりの1年だったようなそんな気がします。まあ、そんなことはどうあれ生きてる限り人生は無限に続くわけでして、死ぬまで終わらないわけです。

 

 そんなことを思っていながら都会の夜を徘徊していると、ホームレスが公園で寝てたり、高架下で転がっているのを目撃したりします。そういう人達を見て思うのは「こんな寒空で雨が降ったりしている中とても可哀想ではないか! 何故は私は彼、彼女達を助けようとしないのだろうか?」

 

 そういうことを思うのであるが、そういうことへの結論は私的にあとっくに到達しているのである、「私がホームレスを助けたり、援助したりしても私自身になんたの為にもならないから!」そういう思考的結論に達するからである。

 

 極論だけども生物は自分の為になることを取捨選択して生きているといってもいいだろう。コロナでマスクなんて必要ないと思っても、マスクしてないことでいらぬ因縁をふっかけてきたりする輩がいたりするからマスクはするし、コロナなんてインフルエンザよりしょぼいだろうと思っていても、とりあえず警戒しているふりしてないと、どこから攻撃されるか分からんのでとりあえず警戒してるふりをしたりする。

 

 コロナがやばいならホームレスの生活環境は最悪だし不衛生だし路上生活なんてしてたら即終わるだろうと思ってしまったりするわけで、外だからウィルスの感染リスクが低いのかしらんけども、どうでもいいんだけども。

 

 人は寒くてお腹が減っていたりすると、どんどん体調を悪くします。雪山で遭難して食料もなければすぐに死にます。身体は冷えると生物学上身体の能力は下がり免疫も下がり、栄養が補給されないと健康は勿論ながら損なわれてやがて死に至ります。そんなことはだれもで知ってる知識でしょう。

 

 路上生活者は基本、この時期辛いでしょう、飢えて、寒くて死んでしまう人もいるでしょう。そういう死体をかたずけるける公僕の方も大変ですが、路上生活の末死んでしまう人は私の感覚かれすると、とても不幸に思えてなりません。

 

 しかし、私はそういう路上生活者を救おうだとか小銭を恵んであげて少しでもいいから延命する手助けをしようとしません。人が困っていたり、困窮していたりしたら助け合おうという考え方がないのだろうか? そういうことを思ってしまいますが、そういうわけではないのです、私が路上生活者を助けるために一方的に動くというのは単純に荷物を抱える行為に過ぎないからです。しかも、自分に為にならないっぽい荷物の抱え方です。 だから救わないのです。

 

 仮に、もしも路上生活者に話しかけて何処かに送り届けたらお礼として1万をあげるというルールがあるなら喜んでやるのでしょうがね。そういうルールはないので私が路上生活者を助けることはないわけです。悲しいですがこれが現実です。

 

 自分を食べさせていくだけで大変な私には路上生活者を救うなんてことは無理わけです、ほぼ自分の行動は自分の為になるであろう行動を行ってしまう中で、ホームレスに割ける割合のリソースは私にはないのです。だから助けることをしません。

 

 しかし、世の中には奇特な集団だったり個人もいたりします、炊き出しなり、なんなりしてホームレスに衣と食を住を提供する団体はあります。

 

www.homedoor.org

 

 私はこういう場所で再起をはかりたい路上生活者の人がいたりするけどもその存在も知らなくて路上で死んでいく人達がいると思うとですね、ホームレスを発見したらとりあえず声をかけて「ホームレスを救済するシステムがありますよ! どうですか?」と、一声かけてあげるくらいコストの人助けぐらいしてもいいんじゃないかな? と、思ったりするのですが、それもやらない。それをやる時間も機会も何度もあるというに、やらないのです。

 

 これは、もはや私は本格的に心が死んでいる。冷たい人間なのかもしれません。そういうことを考えているという時点で、まだマシな人間であり、そういうことも問題として認識してない人間からすればまだ、死んでないのかもしれんが。それでも結果的に行動しなければ路上生活者は救われません。

 

 そして、結局は路上生活者を救うような人間は少数派であり、マスクをつけないで生活をする人達と同じくらい少数派なんですね。

 

 そこで気づくわけです、ホームレスを人が救わない本当の理由は、ホームレスを助ける人はとても少数派であるからであり、ホームレスを救わない現状でも自分の生活がなんら脅かされることが少ないからであるという現実が今の現実を作り出しているということなんだなと私は思うわけです。

 

 悲しいですがこれが現実でした。

 

 私としては自分だってお金を稼ぐことができなくって、生活保護とかの申請とかも通らなかたったり、なんらかの救済を受けれない状態になってホームレスになってしまう可能性はあるわけですが、そのときに自分が救われないのは、自分がホームレスを救わなかったから当然である仕方ないと諦めて死ぬことになるのだろうか? そんなことを考えたりします。

 

 ですが、それはそうならないと本当に分からない仮定だし、私としては路上生活に陥るまでに、ありとあらゆる手段でがんばってみようとは今は思っているので、結局はホームレスの人を見かけても救わない現状が今のスタンスであると納得するのでした。

 

 でも、この糞寒いなかで、公園で毛布にくるまって寝ている人達をみると「なんとかしてあげたい! 可哀想であだな!」こう思う気持ちは自分がそうなったら、助けて欲しい、救って欲しいという将来的な反射予測からくる防衛本能がそういう感覚を呼んでいるのでないかと推察した次第です。

 

 なので、結局は私人間は自分の為にならぬことしか思考することも、行動することもないのだと思うに至ります。

 

 悲しいです・・・・・・。