ねここねの思考手記

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【神漫画】私立樋渡高校COMICSからパロディーの基本を学ぼう パロはこうであった方が面白いと思うのです。

 昨今は、パロディー的な要素の多い作品が溢れています。 だけども、僕の視点から言わせてもらえればパロディーというジャンルを上手くいかせてない作品が溢れていて憤りを隠せません。 あえて作品はいいませんが、最近の無理クリ入れるパロディー的な要素の多いアニメや漫画に僕は辟易しているのです。

 だからこの、パロディー漫画の最高峰を紹介したくてこのエントリーをUPすることにしました。

 

「私立樋渡高校COMICS」 この漫画をご存知の方はいるでしょうか?」

 リアルで僕が知り合いになった人の中でもこの漫画を知ってるという人に出会うコトは中々ありません。

 そんで、僕が今だにパロディ漫画の最高峰だと崇めるのがこの「私立樋渡高校COMICS」なのです。

 僕がこの漫画を知ることが出来たのはエヴァンゲリオンのおかげなんです。

 エヴァンゲリオンの人気は今も圧倒的ですが、私立樋渡高校COMICSが連載されてる時はもっとすごかった。

 エヴァンゲリオンが連載されていた雑誌といえば角川書店さんから刊行されている少年エースという月刊誌になるのだけれど、その頃の少年エースの話です。

 当時はバリボーやらレッドカードやらとんでもない個性派実力派の漫画家の人達が僕を虜にしていて。(確か、自分が読み始めた時期はひわたしが終わりかけの時期だったか再連載された時期だったかそれくらい)

 そんな中で、最初はエヴァンゲリオン目当てで買っていた少年エースだったのだけれど、いつのまにか「私立樋渡高校COMICS」、を読むために買うほどになっていたのは懐かしい思い出です。(だって当時エヴァ休載ばっかだし)

 しかし、途中で「私立樋渡高校COMICS」も謎の休載・・・・・・あまりに小さい時の記憶なので何故そうなったのか覚えてませんがとにかく途中で終わった。

 んで、これはどういう漫画かというと、有名な漫画やアニメ作品のパロディを漫研部の個性溢れる人達が様々な形で面白おかしく描いた漫画なのです、その受け入れ安さと奥の深さはきっと今のどのパロディー漫画よりもすごいものがありました。 ということでちょこっとキャラクターを紹介しようかと思います。

【安八志郎 (アンハチ
 シロウ)】
 私立樋渡漫研部 部長でありその周辺の高校を数々の怪しい武器で掃討した過去があり、 鞄を改造したミサイルポッドや着火マンを高出力で展開するビームサーベル等を自作したり念写で漫画を書こうとしたりする、稀代の変人。その外見は美少女と間違えられるくらいの容姿端麗で小柄な男ではあるが、性格はとにかくぶっ飛んでいて周りのもの全てが彼の遊び道具として存在してるような感覚の少年である。 

【犬飼竜美(イヌカイ タツミ)】
 この漫画のメインヒロインであり、竜美という名前から通称「ドラゴン」と呼ばれていたりする。気の強い性格からツッコミ担当であるが、いつも周りの暴走に翻弄されて疲れる苦労人 安八志郎の幼馴染であり彼に淡い恋心を抱いたりするが、色々なコスプレをさせられたり、自作ゲームの魔王に設定されたり、野菜と擬人化させられた絵を書かれたりとなにかといじられたりする。

【鈴里京一(スズサト キョウイチ)】
 中学までは相当な不良少年だが、高校入学初日に安八志郎に勝負を挑むが安八の持つビームサーベルにあえなく敗走を余儀なくされる。 しかし逃げても追いつかれビームサーベルの餌食となる。 圧倒的に安八に負けたことにより、安八の強さをどうにかして学ぶために漫研部に入部。不良であり、結構暴力的な性格なのだが、主人公があまりに人外じみた行動ばかりするので、彼の不良性はすっかり空気となってしまった。そして、気がつけば士郎に振り回される常識人というポストにつくことになった。

【リトル=グレイ】
 地球を侵略しにきたけど、日本の漫画とアニメがあまりに面白いということで、地球侵略を先延ばしにしても良いと思っているお気楽宇宙人。安八らと知り合いになり漫研部に入部する。彼の書く漫画はことごとく酷いパースズレをおこし、登場人物は異形の形をしている、そして重力が働いてないせいか、何故か浮いている。 そんな漫画を京一にけなされ星間戦争を起こすつもりかと怒りの沸点はやや低い。宇宙的な謎の超科学を色々と駆使して、ただでさえカオスなこの漫画をさらなるカオスに追い上げるキャラである。


 このように、ちょこっとこの漫画のことを書いてみたけれど、この漫画は2巻までしか出てないんですよね。何か当時大人の事情もあってか分からないけれど悲しい話です。

 当時は少年エースエヴァンゲリオン以外の単行本を買おうと思ったら、梅田の紀伊国屋漫画専門のデカイ本屋にいかないと買えないという現実があっただけに、この漫画の単行本を買えた時の嬉しさは今でも覚えてるぐらいです。

 もう連載しなくなってから10年以上たっているけれど、今だに続きでないかなーと思うくらいに大好きな漫画なのでした。

 とりあえず、ここまでで漫画の紹介は終わり。

 というコトでこっからが本題というコトになります。





 この漫画って全面に作者の好きな漫画やアニメ、ゲームが押し出された作品なんだけど、それをキャラクターが好きであり理解があるという設定のもとストーリが進んでいくんですね。

 パロディーとしてる作品に対してキャラクターが理解した上でストーリが展開されるのでその場限りの演出というコトがないので、凄いキャラクターが立つんだと僕は思うのです。

 パロディーをやるならばキャラにその元ネタを好きであるという設定を入れるべきなんですよ!。 


 ですが、最近のパロディー要素のある作品を見たりしてると、キャラがその作品に対する理解度が低い、もしくはないけど、何故か演出としてだけ用いていたりする。

 全てがそうではないですし、それが駄目とは思わないんだけど。どうせパロディーやるならキャラクターの下地にちゃんとその作品の理解をさせてやった方が面白いと思うんですね。


 この作品の、主人公である安八志郎 (アンハチ シロウ)っていうキャラクターはその辺がしっかりしていて、日常的にガンダムビームサーベルを擬似的に作り出して不良を退治したり、鞄を改造してミサイルポッドを作ったり、ATフィールドを宇宙人と改造してETフィールドとか作ったりと、なんだかんだでパロディーの中で更に拡げてオリジナリティーを発揮しているんですね。

 まあ、主人公がオタク設定だからというところも大きいのですが、パロディー的な要素はやはり、キャラの下地にそのパロディーとする作品がしっかりと根付いていないと、どうしても演出のためだけの効果しか得られないのではないでしょうか。


 パロディーやオマージュするなら、キャラにしっかりとその下地となる作品を理解をさせてから動かして欲しいと僕は思うのです。

 

 それ以外のパロディー認めないとまではいきませんが、やはり入れる意味のない有名なネタだからやってみました的パロは避けて欲しいのです。

 

 貴方はどう思いますか?

 

 

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余談!!)


「私立樋渡高校COMICS」の単行本化されてない部分の掲載されている少年エースを持っている人いませんか?

 

「あるよ!」

 

 ってなると。


 というくらいすごい作品が「私立樋渡高校COMICS」なのです。

 ちゃんちゃん。

 

 

私立樋渡高校COMICS (1) (角川コミックス・エース・エクストラ)
 
私立樋渡高校COMICS (2) (角川コミックス・エース・エクストラ)
 

 

 

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